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TOP脳力全開への挑戦<第1章

1章 音が人の心を育てる-人生の変革の鍵は、音にあった。

音が映像を創り出す
盲人が瀬戸大橋に感動する
音が感性を育てる
「胎児はみんな天才だ」
音と映像の関係は心と身体の関係に似ている
音は心を感動させる
人間は宇宙で最高の楽器
音叉健康理論
漢字にも出ている 心=音
音が人生を変えた実話

音が、映像を創りだす

 今の時代、華やかな映像で彩られたTVコマーシャルを毎日見せられていると、映像が私たちの心を育ててくれるのではないかと当たり前に思っているところがないでしょうか? ところが、逆に、映像の見すぎで、言葉の遅れ、思考力の低下、創造力の貧困を招いているのです。簡単に言いますと、映像は、いろいろと製作者が考え抜いた末の結果としての映像です。ですから、映像を見て、良く出来ていると思っても、そこから、新たな発想を得ることはなかなか難しいことなのです。見せられている映像が既に考え抜かれた映像だからです。

 ところが、音はどうでしょうか? ひとつ例えを考えて見ましょう。御自分が、生まれてから今まで如何なる海の映像も見たことが無いとしましょう。そして、目を閉じられたまま、人に連れられて、海の波打ち際に座っていると想像してみて下さい。

 “バサー、バサー”と絶え間無く続く音、その波の音から、どんな映像を想像されるでしょうか? 波の音から、想像する映像をいろいろと考えた末、目を開けたとき、恐らく、水平線の彼方から絶え間なく打ち寄せる波の姿に感動を覚えられるのではないでしょうか?

 海の波は、こんな姿(映像)をしていたかと! 音は、映像を想像する源(原因)となっています。人間の創造性は、音から、無限の映像を考えることが出来るように創られています。人間にとって、映像よりも、音の方が、より重要なものなのです。

盲人が、瀬戸大橋に感動する

 音が映像を創り出すことの良い例がありました。盲人の人達が、瀬戸大橋が出来たから見に行こうと言って出かけたというのです。目が見えないのに瀬戸大橋を見に行ってどうするんだと思うのですが、瀬戸大橋のところに来て、「いやー大きい橋だ」と感動していると言うのです。

 何故、感動しているかと言うと、例えば、普通の小さな橋だったら、対岸が近いため車の音が対岸から直接聞こえてくるんですが、対岸からは音は一切聞こえなくて、はるか遠い向こうの方から段々段々と直線で音が近付いてくる。

 そして、その橋の下には“バサーバサー”と、広い海を想像させる波の音が聞こえてくる。更に、もし、橋の横にビルでも建っていたらビルからの反射音がして、ビルが建っていることが判る。しかし、そういう音は聴こえない。総合して判断すると、その大きな海の上に、橋がスパーと対岸に向かって、直線で伸びている大きな瀬戸大橋の姿(映像)が、音だけで浮かんで見えてくるというのです。

音が、感性を育てる

 今度は、音が映像を創るのみでなく、心の基礎となる感性を育てるという例を紹介したいと思います。
 神戸の片田舎に住んでいた夫婦が居りまして、その長男はその時一歳になっていました。一歳の男の子は自然の音を聞いて育ちましたが、次男はまだお腹の中にいたので外の豊かな自然の音を聞かずに育ちました。ところが、ある時、その夫婦が人事異動で伊丹空港の近くに引っ越していったというのです。そうすると飛行機の爆音で自然の穏やかな音を聞きながら育っていた一歳の長男はわんわんと泣きわめいたと言います。次の子は、そういう環境の中でお腹の中から、爆音を聞いて育っていったのでした。お腹の中からそういう環境で育ったので、生まれて病院から帰っても、その赤ちゃんは飛行機の爆音を聞いても泣かないというのです。

 父親は、人間というのは凄いものだ、順応力が凄いと言って感動していたら、すぐに恐ろしいことに気がついたというのです。1年経ったある日ショパンの名曲をかけた時、長男はそこそこ感動して聞いているのに、爆音の中で生まれた次男は逆に異様な音を聞いたように泣き出したというのです。

 なんと、爆音を正常な音として潜在意識に入れた子供と、ショパンの名曲とか自然な音を心の基礎の音として、心の中に入れて育った子供とは、何が正しいかという感性の判断がまったくおかしくなってしまうというのです。だから、お母さん達が、子供にビデオばかり見せて育てたら、何が人間にとって本来の正しい音かわからなくなってしまうというのです。

「胎児はみんな天才だ」

   お父さんとお母さんの愛情豊かな暖かい(声の)音を聴かせることが、人の心(脳力)の成長にどれほど効果があるかということを証明するものとして、子宮対話の驚異『胎児はみんな天才だ』(祥伝社)の本を紹介したいと思います。この本は、胎児教育の実践的な入門書としてベストセラーとなっていますので、お読みになった方も多いのではないでしょうか。著者のジツコ・スセディックさんは、4人の子供全員を天才に育て上げた経験を本の「まえがき」でこう書いています。

 『私も、元機械工の夫・ジョセフも、IQは120程度です。そんなごく平凡な夫婦の間に生まれた4人の子供が、みなIQ160以上であるという事実は、遺伝の枠を飛び超え、そこに新しい因果関係、つまり胎児の能力を引き出す「胎内教育」の有効性を明らかにしました。

 私達は、子供が胎内にいる時から、その知育にふさわしい歌や音楽を聴かせるとともに、アルファベットや数のかぞえ方、生活の道具や動植物などについて話し掛け、教えてきたのです。私達が“子宮対語”と呼んでいるこうした行為によって、実際に4人の子供達は、生後2週間で単語を話し、3カ月目には会話を喋れるという知能の発達を示し、さらに6カ月目でおまるの使い方を習い、9カ月目で歩きはじめるという運動能力の発育をも遂げました。

 私達の実践によって、今までの胎児医学が見直され、ベールの向こうにあった“胎児の驚くべき能力”が、しだいに解き明かされつつある現状に、私達一家は大きな期待と喜びを感じています。』

 まだ見ることも出来ない胎児との対話によって、天才を育んでいった実話です。この基本となっている方法は「子宮対話」と呼ばれています。対話と言うよりは、愛情豊かな親の(声の)音を利用した語り掛けと言った方がいいかも知れませんが、気持ちの上では親の愛情をベースとした対話なのでしょう。

 1年にも満たない胎内での成長期間に、いい音楽や愛情あふれる親の声を聞かせることで、4人の天才が形成されてしまったのです。親の声、すなわち「音」が、人間の可能性をこれほどまでに変えてしまうパワーを持つことが良くお分かりいただけるのではないでしょうか。  この事例1つを取ってみても、愛情のこもった親の声(の音)で脳は育って行くのを確信することが出来るでしょう。

音と映像の関係は、心と身体の関係に似ている

 音の素晴らしさにだんだんと気付いて来て頂けたのではないかと思います。良く考えてみると、音と映像の関係は、人間の“心”と“身体”との関係に相似しております。“心”が考えたことを、“身体”で表現するわけですから、“心”と“身体”を“原因”と“結果”に対比して考えると、“心”が“原因”となり、“身体”が“結果”となると考えられます。同じように、“心”と“身体”と“音”と“映像”を対比させると、“心”が“音”、“身体”が“映像”として捉えられるのではないかと思うに至りました。

 なぜなら、“心と音”、そして、“身体と映像”は、“目に見えないもの”、“目に見えるもの”という共通項があることが分かるからです。目に見えない人の心を理解するためには、ある人が「愛してる」という暖かい心を持っていても、何かで表現してもらわないと判りません。例えばここに、すごく愛情豊かなお母さんが側にいたとしても、じっとしていたら何にも判りません。何かご飯でも出してくれたり、飲み物を出してくれたりしてお母さんの愛を表現してくれてはじめてその愛を実感することが出来ます。それと同じように音っていうのも、スピーカーがあっても、CDなり掛けて音を出してみないと、どんな音が出るか判りません。というように、人の“心”も“音”も目で見ることができません。

 しかし、映像は見えて身体も見えるという事を考えたら、見えない子供の心を育てるのは、“音”なのだということが解ってきます。「音の方が心を育てる。」ということなのです。だからすこし前、ゲーム感覚による17歳の事件とかが起こっていますけれども、そういう話を聞きながら、結局17歳の子供達もゲームの音で人を殺したり、殴ったり、とても狭い人工的な周波数範囲の中でやってしまう。そして心の中にはそういう音が一杯入ってしまっているので、いざと言う時その心が出て、殴るという心・感情を誘発しやすくなってしまいます。音は、結局、魂の入った「言霊」ですからそれが感情となって外に出てくることになってしまうのです。

音は心を感動させる

  心の成長には、“心の感動”が大変重要です。様々な創造も、創作者の感動から、出発しています。その心の感動の基本要素が、実は、「音」だったのです。「音」そのものが、人間を感動させて、「癒し」と「安らぎ」を与えるものなのです。

 人気グループのコンサートなどで、多数の女性が失神することがありますが、これなども、音によって、心の細胞と身体の細胞が感動して共鳴している状態の一例なのではと考えられます。  1つ1つの細胞が共鳴状態になれば、感動を呼び起こし、人生の目的観も一致して感動の人生へと引っ張ってくれるのです。

 音そのものがそういう性質そのものを持っているんだということです。日頃我々は、本当の良い音を聞いていないから、実は、深く感動しないだけであって、音そのものは人間の心の根底から感動させて、癒しと安らぎを与えるものなんだということを、理解して頂きたいのです。(デジタル速音聴「脳力全開」では、音の感動を体験して頂くために、感動的な音楽CDを、プレゼントでお付けしております。  

 また、デジ速サロンで音を聴いて頂けるように致しております。)一度、“音”って、こんなに感動的だったんだと心から感動した経験を持つとその瞬間から、人生が“闇”から、“明”へと変革して参ります。“音が人の心に感動を呼び起こす”という宇宙の原則がないとこれからお話しするデジタル速音聴システムは、成り立たなくなります。

 「音は、人間の心に、感動を与えるものである。」これは、デジタル速音聴の基礎になっている宇宙の原則なのです。このことは、「人間が生きていくためには空気が必要である。」のと同様なほど、心に必要な基本的な要素だったのです。

人間は、宇宙で最高の楽器!

 それは、人間の構造を見ても、良く理解できます。実は人間は、あらゆる楽器の原型でもあるのです。

 人間の身体は、実は、図のように、ピアノの鍵盤のように、腰の辺りから、頭に向かって、感じる周波数が異なるようになっております。ピアノ鍵盤は、約7オクターブまで音が広がっておりますが、周波数で言うと、27.5Hzから、3.52kHzまでをもっております。(実際は、音には、倍音という現象があって、例えば、2kHzの音が出ていても、その倍の4kHz、3倍の6kHz、4倍の8kHzという音が、大きさはそれぞれ違いますが、出るようになっております。)人体の音の感性では、脳のあたりが、8kHzとなっております。それで、トマティス博士は、脳の活動のエネルギーの90%は、8kHz以上の音のエネルギーから与えられるとおっしゃっております。

 また、人体の右側に、バイオリン、チェロ、トランペットの音域を書いて見ましたが、だいたい皆さんが感じられる通り、バイオリンが脳に響く高い音で、チェロは、腹に響く低域の音、トランペットは、その中間くらいという感じです。これを見ても、音は、あらゆる楽器の音域を含んでいると感じて頂けるのではないでしょうか? 

 ですので、人間の声は、あらゆる音域の音を出せるようになっており、ピアノ以上の最高の楽器から出てくるのが人間の声だと考えることが出来るのです。そう理解すると自分が声を出せるということがどれほど価値があることかが理解できると思います。ですので、愛情の篭ったお父さんお母さんの声の音で、豊かな心(脳力)が、育ってくるのです。

音叉健康理論

 また、これは私自身の体験なのですが、頭を使って考えることが好きだった私は、反対に運動をすることは、身体の奥から面倒くささを感じて、あまり好きではありませんでした。身体のどこかに動きたくないという根深い意識があるような感じだったのです。

 ところが、音に目覚めて様々な音楽を聴くようになってからしばらくして、身体を動かしたくなっている自分に気が付きました。“身体を動かすのが嫌だという根深い思い”が、消えてしまっていたのです。それ以降音楽を聴けば聴くほど、身体を動かしたくて、たまらなくなってしまったのです。

 また、音楽を毎日聴き始めてから、数カ月が経ったころ、3日間くらい仕事の関係で聴くことが出来ない期間がありました。すると、なぜか身体にエネルギーが不足しているという感じがするのです。なぜだろうと考えていると、音楽を3日間聴いていないことに気付きました。それで、音楽を聴くということは音から身体にエネルギーを受け取るということになることを実感したのです。

 こうしたことを合わせ考えてみますと、身体の中には、外界からの音のエネルギーを受け取る音叉のようなものがあるのではないかと考えられます。中学校で習う音叉の実験を思い出してみて下さい。音叉を2つ並べておいて、1つの音叉を鳴らすと、音が空中を伝わって離れたところにある音叉に伝わり、他方の音叉も鳴り出します。 音の音叉が、人間の身体の至る所にあり、外から良い音の波動を受け取ると、それに相対する音叉がエネルギーを受け取り、身体が振動を始めてくる、そんな感じなのではないでしょうか。  

良い音楽を聴くということは、頭から足先までにある身体中のいろいろな周波数の音叉が共鳴して、心に感動と安らぎを与えると同時に、身体に振動エネルギーを与え、健康な体にもしてくれる作用があります。損得を抜きにして音に感動するようになると、身体の音叉が正常に振動し始めるので、身体の健康も呼び起こすようです。私はこれを「音叉健康理論」と呼んでいます。

 いろいろな音楽を聴いていると音楽のリズムが身体の細胞に入ってきて、運動をあまりしていなかった人でも、細胞がリズミカルな運動をし始めるため、身体全体も運動をしたくなってきます。良い音楽を聴くことは、細胞の1つ1つの活性化にもつながり、身体も健康になってきます。

漢字でも出ている 心 = 音

 普段何気なく使っている漢字を良く見てみると、心を、“音”で表現しているものがいくつかあります。例えば、友人との会話の中などで、隠し事をしている時に、“お前の本音は、何だよ”という表現を使います。ここでいう“本音”は、正に、お前の心の奥底は何なんだと言っているのではないでしょうか?“音”を心と表しております。

 また、“菩薩観音様”という言葉も、音を衆生の心と表している言葉です。また、天職の”職”という字も、良く見て頂くと、“音”という字が真ん中に入っており、左側には、“耳”右側のナダレのような字は、“父”という意味だそうです。天の父(宇宙)の音(声)を耳で良く聴いて職業を見つけるというような意味があるのはないでしょうか? デジタル速音聴「脳力全開」は、120日間の学習プログラムの中で、速音聴により感性が豊かになるということは自分の天職を自然に感じ始めるというところまで繋がっております。

音が人生を変えた実話

 音の持つ可能性を、実感して頂くために、最後に音によって脳が見事に覚醒した私の友人の実話をご紹介したいと思います。

 その友人は、高校時代に本は好きで良く読んでいたというのですが、成績は、学年で下から1、2番だったと言います。大学進学を目指していましたが、結局、一浪することとなり、進学塾に通いながら、あまり変わり映えもせず勉強を続けていました。

 ところが、8月の夏休みに、友達からソニーのウォークマンを貰って、ライトジャズを聴き始めたというのです。するとどうでしょう? 今まであまり動いていなかった脳が、突然動き始めたのを感じ、次から次へと問題が解け、勉強が出来るようになっていったのです。

 8月から3カ月過ぎた11月に全国の模試がありました。その時なんと全国5万人中100番以内に入ったというのです。ほぼ、びりっけつだった人が、わずか3カ月で東大まで含めた全ての国立大学が通るほどになっていたというのですから驚きです。「結局、高校の勉強などというのは、3カ月真剣にやれば学び切ってしまう量しかないと分かり、今まで何をしていたのだろうかと思う程だった」と彼は言います。

 また、頭が回転し始めた後は、問題を苦労して解くというよりも、この問題を創った創作者の意図が、自然に分かるようになったそうです。問題を見ると、どういう回答を書かせたくてこの問題を出しているかが直ぐに分かるようになったと言います。いかに難しい大学といえども出題範囲は、決まっています。ひねって出しているだけで、何を求めているかが分かれば簡単に解ける、とその友人は断言しています。

 大学時代も友達が不思議がるほど、ジャズの音楽を聴きながら、バンバン勉強したということです。

 この友人の例を見ると、音が脳の覚醒に重大な影響を与えることが良く分かります。


はじめに←第1章→第2章 感性が鈍くなった原因



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 はじめに
1章音が人の心を育てる
2章感性が鈍くなった原因
3章脳力開発における3人の博士
4章21世紀型の豊かで無限な脳力を発揮
5章デジ速の3大応用分野
6章デジ速効果の実証例
7章デジ速文化とデジ速ライフ
 終わりに


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